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神​話​的​存​在 Someone Who Is Mystical

by 宵部憂 / Wi SHOBU

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1.
光を掻いた 永い夜だった 見えなくなったものは 案外多くは無いんだと 先ずは悟った それから走った 慕わしい景色に包まれる呼吸は 何より鮮やかに僕を潤す 僕だとか 影だとか 長く伸びていく絆(ほだし)は もう決めたからさ そう何度だって殺せ 恐れるものなど何も無いから 今の僕には 願いは叶った 長い夜だった 覚めてみれば 遠い悪い夢みたいだったなと 僕はわらった やっと息吐いた この景色の中で吐く呼吸は 何より鮮やかに全て彩る その為に ここまで来た 脆弱な不安は もう大丈夫だから そう何度だって灯せ 恐れるものなど何も無いから 今の君には 心の侭に 決めた通り 若葉の息吹を浴びて 駆け出せば その風を僕らは待っているんだ 新しい呼吸を 何より鮮やかに全て彩る そう何度だって探せ 恐れるものなど何も無いから 今の僕には
2.
北風が囁いても even if northern winds whisper you あなたはあなたらしく I hope you always be yourself as yourself 自由でいてね always be free 服を選ぶ様に as if you choose your clothes 軽やかに lightly 誰があなたの屈辱を even though someone defames your shame 「わがまま」と謗っても as " your selfishness “ 受け入れてやるな Don't accept it 僕が何度だって否定しよう I shall deny it every time. 決められない事が多すぎて the things I can’t govern are there too many, ざけんな damn it 選びながらでも前を向き続けてる keep staring ahead, with deciding in every situation なんて美しいんだろう such admirable 一つ 一つ one after another 花が咲く様に like flowers bloom 息を吹き返していく come back to life 生まれてきた事自体を the day you don’t have to hate your birth itself 憎まずに済む日がいつかやってくるから will comes someday あなたも苦しいんでしょう? I know you suffer as well 怖がらないで please don’t be afraid 一緒に花冠を編もうよ don't you knit a flower crown with me? (enemy's nowhere) 目に見えない操り人形の糸が 僕らを分断するのね invisible threads of marionettes tear us apart 触れたって目を塞がれてる even I touch you, you’re blindfolded 糸の影 あなたの背後から I’m afraid of shadows of the threads 見え隠れしそうで怯えているんだ they're hiding behind you 「あなた」と「わたし」と " you " and " I “ それを超えた人称で向かう and the person which is beyond them 最果てへの旅 the journey to the farthest they go きっと 退屈しないわ it must be of no boredom 一つ 一つ one after another 花が咲く様に like flowers bloom 息を吹き返していく come back to life 生まれてきた事自体を the day you can love your birth itself 愛せる日がいつか やってくるから信じて will comes someday, believe it この花を贈ろう let me gift you with this flower あなたの歩みに for your steps of life
3.
掠れてしまった 君からの謎メッセージ 優雅に星を贈るよ 刻み付けるように 思えば最近 膿みの底に行ってないな ふわり 今日も悟るよ また呆れたかな? DIVE INTO ONSELVES LIVES IN TWO ASPECTS 知らないの 知らないを知りに 楽しみにここまで来たのに 時々恋しくなるんだ そっちはどうだい? 糸電話も 怪電波も 無駄骨 帰るまでおあずけ 待ってね 元気です おみやげはサンドイッチだよ 聞こえないのも また醍醐味か 謎メッセージ 今も石は美味しいの? 理解できないけど 思えば最近 君の外に触れてないな ゆらり 星が巡るよ また弾けた泡 DIVE INTO THE SPACE LIVES IN TWO PROSPECTS 重なっていく 息をする為に 君がみたらどう想うだろうな 時々忘れてしまうけど 楽しいこと話せるといいな 時々忘れてしまうけど 僕には君がいたんだよ いついかなる時も 待ってね 元気です 向こうまで
4.
大事なものは 小さな手で 掴めるほど 一握の星屑を つかむのは 僕の掌だ しじま 公転周期 ひとりぼっちの宇宙旅行 星雲が窓に 逢えるかなぁ 大事なものは 小さな手で 掴めるほど 一握の星屑を つかむのは 僕の掌だ
5.
ゆうやけこやけで日が暮れて 変わる波間の風が啼く 帰らざる時間を想って怖くなるたびに 振り返るのは君と見つけた頼りない旅路 殴り書いては 捨てていくような 通り過ぎては 記憶の中 薄れていくような 「「誰も彼もが 時のことを良く知らない」」 円環も 直線も 決定論も 仮説に過ぎない 昨日よりも 前のことは 読み返しもしないノートの中 おやすみ ビロードに 星一つ 瞬く 思考すら 甘く 暗く 冷めていく刻 誰そ 彼は 影を 離れていく たそがれは 君を連れて逸れ明日へ消えて標も残さずに 動いていく刻に鬼が潜むと判って 布団の中でじっと息を潜めていた 戻らない流れに攫われないように 今日と明日の狭間でばらばらにならないように 誰も彼もが 時間のことをよく知らない ならば捉まらないでいられるはずと 窓はいらない 自分の砂だけで時を測ろう この背を追ってくるのは 日暮れではない筈だ 誰そ 彼は 影を 喰らって来る たそがれは 僕の後を訪ね忘れ紛れ証も残さずに 誰かが謂う世界の流れに呑まれる勿れ 誰かが謂う星の流れに呑まれる勿れ この手にこそある星図 まず銘ず 目を閉じて数える それから目を開く 星を回すのも 砂を落とすのも 針を回すのも あなたのその手だと 信じられたら ここにいることに気づけるでしょう さぁ、あの子を迎えに行って 誰そ 彼は 影を 離れていく 尋ねることもただ よく聴いて 内側に響くように たそがれは 君を連れて逸れ明日へ消えて標も残さずに 星が最も僕らに近いとき だから 帰りたくなるんだ 怖くないよ 夕闇に立ちすくむとき 思い出して 怖くないよ 君こそが 真ん中だと
6.
君はきっと振り向きはしないだろう 移ろう影に惑わされない眼が好きだから それでいいよ とか 物わかりのいい継ぎ接ぎを重ねては ボロ切れ みたいな様になってるの 君が好きだよ 突風みたい わたしの髪の間を梳いて去っていく 澄んだ衝撃の中 わたしは立ち尽くす 激しい行き戻りの最中 カフェインで洗い流してしまいたいな いいな いいな いいな いいなを 忘れるくらい 無我夢中なアウトラインステッチで 流れていく川面に 沈みゆく光 君が好きだよ 最後の揺らめきの中 ありふれた言葉を
7.
「ずっと逢いたかったの  オレンジ色の待ち合わせ場所  そんなに変わってないね  --笑って。  夕立が空気を洗った  その後の焼けた空模様  剥き出しで無防備な空  脱皮したて 触れたら痛い  命裸で 暮れたら仕舞い  駆け出した 意味無く  誰かに逢いたい    貴方に逢いたい  誰かに云いたい    貴方に云いたい  気付いたらもう抑えきれないよこの気持ち  幾億の夢の中でも  わたしを見つけて  一期一会  ねえ一期で一度も逢えない?  君を想うよ  好きだなんて云えないから  遠すぎて近すぎるの  ここを飛び越えて来て  日常の中のドラマ  不安や感動のソナタ  切り取っちゃ ベタなストーリー  事実は小説よりずっと  突拍子無く急展開  ねえ聞いてる?  あんたのことだ  貴方に会いたい    それでも会いたい  貴方に言いたい    何でも言いたい  弾けそうなほど抑えきれないよこの気持ち  醒めない夢の中でも  わたしを見つめて  一期一会  ねえ一期で一度も会えない  君は 居ないよ  触れることもできないから  遠すぎて  近すぎるの  そこを飛び越えて来て。  一期一会  ねえ一期で一度も会えない?  君を想うよ  好きだってさぁ早く言ってよ  遠すぎて近すぎるの  そこを飛び越えて死ね。  死なせないから。」
8.
Nightgazer 05:29
Nightgazer... バスタブ100杯の闇に何の権利があるの 皮膚2枚分の距離を遠く離して 貴方は答えない あるかも分からない世界の中 ……クオリア論でも語ろうか (Night tastes salty and lone.) 触れられるもので満たす貴方と僕の部屋に エゴのない存在なんて もう要らない 貴方は答えない 僕を放り出して夢幻の中 一人の夜に 醒めて 時に縛られても逆らい続けている 敵いやしないけど ……背後で誰か泣いてる 昼には気づかなかったものが目を覚まさないように 夜を支配せよ 夜を只管せよ 明日を喜べない 変わりたくはない 誰の眼もない時空に浮かび、夜空を覗いた 時に身を任せて流され続けている 抗ったとしても 背後で誰が泣いてる? 信じて。 しがみついていた手を解いていくだけ
9.
徒花 01:53
散りゆく花弁に 意味など無いけれど いつかまた同じ木の下で 笑い合える日が来る ひとときの夢も 実を結ばぬ花も みんな大切な誰かのためにある 思いの形 さる波に呑まれ 果てた季節は何処へ 消えて行くのその意味だけを残して 散りゆく花弁も この歌の言葉も みんな儚くも貴方のためにある 愛し 徒花

credits

released August 30, 2021

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about

Wi Shobu Tokyo, Japan

A singer-songwriter
She creates "acoustic movie" where particular senses and feelings are stored, with regard all sounds in her works as ambient, sound-effects and wordless voices of emotions.
Her styles are affected by Visual-kei rock, Anime-songs/VOCALOID-scenes, electronic/club music, math-rock, and electro acoustic music including radio play (Hörspiel, especially Luc Ferrari's).
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